2025年9月13日
こんにちは!一般社団法人日本コワーキングスペース&コミュニティマネージャー協会(JCCO)代表理事の青木です。
日本においてコワーキングコミュニティが最も成熟している地域といえば関西です。経営が長く続いているコワーキングスペースが存在感を放ち続け、新たなコワーキングスペースの誕生を歓迎するムードが強くあります。コワーキングスペース同士の協業も多く発生しており風通しの良いエリアです。東京ほど入れ替わりが激しくないことがこういったカルチャーを支える特徴の一つであると考えます。
日本最大級のコワーキングコミュニティの一つ、Beyond the Communityも関西発。このコミュニティはThe DECKの向井さんの発案により形を持ちました。コロナ明けに開催されたコワーキングフォーラム関西2022はなんと京都・神戸・大阪と2ヶ月おきに、1年間で3回繰り出され、毎年GRANDSLAMで忘年会が開催され、そして昨年はCoworking Dayと名付けて”毎月どこかのコワーキングスペースでコワーキングをする”といった活動が繰り広げられています。
Coworking Dayの着想は東京や沖縄でのコワーキングコミュニティに影響を与えています。
ここにFLC Fesがやってくるわけです。
FLC Fes 2025 in KOZAを実行するきっかけとなったイベント、KOZAROCKSに参加したとき、私自身がこれまで自分のやってきたことを思い切り反省させられました。自分が”地域と繋がっている”と思っていたことがいかに浅かったかと痛感させられたのです。
実行委員会の面々は最初コザで開催することに疑問があった(行ったことがないメンバーもいたので)ということですが、現地で、自分たちが作り上げたFLC Fes 2025 in KOZAの形と、集まってくださった参加者の方々、そして今まさに揺さぶられる自分の心を感じながら「青木が共有したかった景色はこれだったのか」と口々に言ってくれたのです。同時に「コザを見てこれまでの自分のあり方を考え直す気持ちになる」とも。
なぜ沖縄で開催するのかこんにちは!FLC Fes実行委員長の青木 雄太です。 「なぜ沖縄で?」という当たり前の疑問を持つ方々がいらっしゃいますのflc-fes.jc2o.or.jp
そんな中、忙しない会場で実行委員かつ当日の会場司会として活躍していただいていたThe DECK向井さんが号泣しながら私のところへやってきました。「ちょっと来てください」と。なにか大きなトラブルがあったのかとハラハラしながら向かった先にはさくらインターネット社のチーム。「このイベントを大阪でできませんか」と。向井さんは元々さくらインターネットグループ会社でBeyond the Communityの原型となるアイディアを田中社長にぶつけたこともあり、前回から続くダイヤモンドスポンサーも向井さんが紡いでくれた関係性でした。
「青木さん、やるって言ってください。お願いします!」と泣きながら頼む向井さんの姿に胸を打たれ、というのもありましたが、正直な気持ちとして”これはすごいイベントができるかもしれない”と直感的に思ったのです。FLCは色んな地域を移りながら現地のホストオーガナイザーと一緒に作っていく形式を取っています。
イベントの成功はホストオーガナイザーの気持ちがどれだけ出来上がっているかにかかっています。その気持ちが溢れんばかりに出ている、それも前述したように関西、実行委員会メンバー達のホームグラウンドです。これは良いイベントになると思いました。鉄は熱いうちに、ということで25年度内に差し込まれ、FLC Fesとしては年度内に2回開催することになりました。(26年1月に那覇、27年は横浜、28年は徳島まで手を挙げていただいております。今後は年に1回です!
そんな経緯があり、なんと2回目の開催にして日本コワーキング業界きっての存在である大阪・関西でのFLC Fesが決まりました。そしてFLCの特性上、次に大阪に帰って来るのは早くても4年後となります。その上色んなエリアで開催する意志があるのできっと4年後は違うところでしょう。では今回のOSAKAで目指す、大阪だからこそ目指すことは”コワーキング業界の存在感”を示すことです。コミュニティマネージャーとして各界から登壇者をお招きすること、コワーキング業界の注目を集めること、KOZAでも話題になった、コミュニティマネージャーとして自律分散的統率の取れたイベント運営を楽しんでもらうこと、そして何より”楽しかった!”、”学びになった!”、”新たな出会いに恵まれた!”という気持ちになっていただくこと。それは大阪・関西で培われてきたコワーキングスペースやコミュニティマネージャーのネットワークだからこそ参加者の方々へお届けできる価値だと考えます。
今回の集客目標はのべ1000名。もしこれが達成できるとヨーロッパ大陸最大のコワーキングカンファレンス、Coworking Europeと北アメリカ大陸最大のコワーキングカンファレンスGCUCに匹敵する、世界規模のカンファレンスへFLC Fesが踊り出ます。今私達は彼らから学ぶことが数多くあります。そして逆に日本のコワーキングが世界に発揮できる価値があります。特にコミュニティマネジメントの運用において日本には強みがあります。世界中で業界の発展に取り組む仲間たちと共にコワーキングが持つ価値を世の中に知らしめていこうではありませんか。我々が行う貢献は、必ず我々に返ってきます。なぜなら我々はコミュニティマネージャー。色んな人のご縁を紡ぐことのプロフェッショナリティによってご飯を食べる者たちだからです。
さて、想いばかりが先走る記事になってしまいましたがFLC Fes 2025 in OSAKAの見どころを3つに絞って紹介します。
コワーキングフォーラム2022 in 大阪で開催された企画、コワーキング縁日のリバイバルをはじめとしてこれまで大阪、関西のコミュニティマネージャー達が培ってきたカルチャーを肌で感じていただけます!
青木がファーストキャリアを過ごした大阪で感じた「これってなんでだろう?」という疑問をぶつけ、掘って掘って掘りまくります。「どうしてお笑いの街、粉モンの街になった?」「大阪のおばちゃんってコミュニケーションの達人だけど、僕らはそこから何を学べるだろうか」「大坂商人のマインドって今どんなところに生きている?」といった疑問に気づきを提供していきます。
コワーキングやコミュニティマネージャーが活躍する領域はどんどん広がっています。その中でコミュニティマネージャーやコワーキングスペースに求められるビジネスインパクトについて迫っていきます。「スタートアップに求められるコミュニティマネージャーとは?」「コワーキングスペースと街作りの新たな関係性とは?」「運営受託マーケットの興隆と摩擦とは?」といった業界の最新トレンドへ迫ります。また、今回の海外ゲストはCoworking Europeのファウンダー、Jean-Yves Huwart氏。青木がヨーロッパ大陸におけるコワーキングコミュニティの発展が関西のコワーキングコミュニティと類似性があると考えてのお招きです。
ということで皆様ぜひ、コワーキングスペースという一つの業界が育っていくところをご覧くださいませ。そしてお力添えくださいませ。我々は皆様のお役に必ず立っていく者であります。まずはご参加いただけましたら幸いです!
本企画に乗っかるアイディアも大募集しておりますのでいつでも仰ってください!
FLC Fes 2025 in OSAKA 公式イベントサイト参加者それぞれが「地域×コワーキング」の新しいビジョンを描く2日間flc-fes.jc2o.or.jp
それでは!10月29日、30日はグラングリーン大阪、Blooming CampとJAM BASEでお会いしましょう!!
(ここまで読んで「青木ってどんな人?」と興味を持っていただいた方はこちらへ!
https://note.com/gensen_radio229/n/n79ec2e021daf