2024年11月26日

なぜ沖縄で開催するのか

こんにちは!FLC Fes実行委員長青木 雄太です。

なぜ沖縄で?」という当たり前の疑問を持つ方々がいらっしゃいますのでまずはそれを説明したいと思います!私的には「ここでしか開催できない」と思っているくらいです!

コザスタートアップ商店街とは

今回の開催地は那覇空港から車で1時間ほどにある沖縄市の中心市街地「コザ」。嘉手納基地の前にあり、戦後、米軍基地の門前町として栄えた町です。

この場所でフォーシーズ㈱琉球ミライ㈱の皆さんが「コザスタートアップ商店街」というブランドでここをスタートアップの聖地にしていこうと尽力されています。

しかし普段のイベントなどない日常の様子はこんな感じでした。本当にここにオフィスがあるのだろうかと不安になりながら私は初めて訪問しました。

私の地元の群馬県前橋市を思い起こし寂しい気持ちになりました。

ところが別の日、フォーシーズ社が主催するKOZAROCKSというスタートアップカンファレンスに参加して目を疑いました。アーケードの真ん中で音を奏でるDJブース。シャッターが閉まった店の前に並ぶフラッグ。アーケードにせり出しているスポンサーブース。これらは商店街の方々、一人一人の店主や大家さんの協力なくしてできないことです。

地域のビジョンをしっかり描く重要性を思い知らされた

私は麻布十番での商店街組合、青年会活動を通して少しは地域を盛り上げていると思っていましたが、愕然としました。自分では麻布十番の商店街組合の方々が築き上げてきた信頼の一端をお借りするのが精一杯で、商店街をこのようなリーダーシップを持って「かくあるべし!」というビジョンを描けないと思ったのです。

私は様々な地域にお伺いする中で最も重要なことが「かくありたい」という地域のビジョンを描き実現に向けて協力していくことだと考えています。このビジョンを描き、周囲のちからを借りて前に進む力強さが大変に素晴らしいと思ったのです。

きっとこの企画に関わる皆さん全員がスタートアップのことを理解しているわけではないでしょう。中心で旗を振る代表のやりたいことを理解しているわけではないでしょう。

しかし、地域を盛り上げようとしている、頑張っている。そこを理解し、応援する―。その協力の姿により生み出されたこの景色が大変に素晴らしいと思うのです。

同じ景色を見ることが大切

多くの人を説得しようとするとき、言葉やスライド資料を尽くしても説得できないことがあります。一緒に地域を盛り上げようとするならば「もし自分たちのプロジェクトが大成功したら」という景色を目の前で一緒に見ることが何よりも大切なのではないでしょうか。

「商店街を舞台にイベントをやろう」なら他にも候補地があります。「空き家に起業家を誘致しよう」も他に候補地があります。

しかしながら今回の私の想いをカタチにするには他に候補地はありません。「コザスタートアップ商店街」でしか開催できないのです。

自らビジョンを立て、周りの協力を得ながら日本中から人を集めている。そして地元の方々と共に絶妙にイベントを盛り上げる様々な仕掛けを繰り広げてきたフォーシーズ社の実績が素晴らしいからです。

私はそれを目の前で見た。その同じ景色をみなさんにも見てほしい!

この規模の商店街のイベントを私たちで開催するのは、最初は不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、フォーシーズ社に相談差し上げた際に「できますよ!」と力強く答えていただけたことがとても心強かった。絶対に成功させたいと全力で準備を進めているところです。

参加者が新しいビジョンを描くイベント

私も麻布十番商店街で活動していますが「この企画は青木さんから始まった」と言われるものをまだ作ることができていませんし、麻布十番商店街の「かくありたい」というビジョンもまだ持ち合わせてはいません。

このイベントは、最近のコワーキングスペースの動向を知れることはもちろん、地域とコワーキングスペースがどのように連携し、持続可能な発展を目指せるかを議論し、参加者が新しいビジョンを描くイベントです。

参加いただくすべての方々と一緒に、未来の地域経済エコシステムの景色を見ていきたいです。ぜひご参加をよろしくお願いいたします。

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